タムロン望遠レンズのカビ取りを自分でやってみた

友人からもらったタムロンの望遠レンズ。もらった時点でカビで曇っていたのですが、画像が全部霧がかっているので分解してみました。

はじめはカメラ屋さんにお願いしようと思いましたが、古いから?だったか料金が思ったより高かったのか、よく覚えていないけど、お願いするのをやめました。カメラ屋さんに頼まなかった理由を覚えていない。。最近物忘れがひどい。最近ってことないけど、、(先週、念のため脳ドック受けました。結果はまだです。)

結局「壊れてもいいから」と自分に言い聞かせ、分解清掃に挑戦してみました。

まずはネットで検索。いっぱい、本当にいっぱい検索しましたが、

望遠レンズって分解したことないから、読んでてもよく分からない。もう分解してみることにしました。

分解に使う道具類

タムロンレンズ分解

パソコンをそばに。

小さいネジ類をなくさないように、マイクロファイバークロスを下に敷きました。

・エアーダスター

・精密ドライバー

・ピンセット

・綿棒

・メガネ拭き

・アルコール

・アルカリ電解水

アルコールとアルカリ電解水がレンズにいいのか、どうかよく分かりませんが、自己責任でこの二つをチョイス。

 

外側の分解

まずは、外側。被写体側から分解(カメラ本体に対して)

近づいてみると

タムロンレンズ分解

タムロンレンズ分解

カビ分かりますか

レンズの一番上のカバーリングを外す時の注意

さあ、ドキドキしながら人生初カメラレンズ分解。レンズをカバーしているリング状のプラスチックを外してみます。

タムロンレンズ分解

レンズの接地面の隙間にマイナスドライバーや自身の指のツメを入れて少しづつ外すのですが、はじめはどんな作りになっているのか分からなかったので、ねじったり、引っ張ったり、ズラしたり。隙間が出来たので、ねじったら、、、

タムロンレンズ分解のカバー

ポキっとやってしまいました。

ツメが3本です。ごらんの様に手前側1本折れてしまいました。初っ端からガックリでした。今から分解する方、気をつけてくださいね。私が無知なだけ?常識?

タムロンレンズ分解

赤い矢印が折れたツメです。この小さな穴にツメが入って固定されるつくりです。

レンズを外す

レンズのカバーリングを外した状態

タムロンレンズ分解

精密ドライバー#0でピッタリでした。

タムロンレンズ分解ーネジ

タムロンレンズ−ネジタムロンレンズーネジ

接着剤のようなものがついていました。

タムロンレンズ分解

で、接着剤のようなものを剥がしました。すーっと剥げます。でも、これを剥がすと、戻す時にどの辺りに戻せはいいのか分からなくなりそうなので、3箇所のうち、1箇所だけ剥がし、2箇所はそのままにしました。

ネジを外す時も接着剤のようなものを剥がす時も、傷をつけないように、メガネ拭きクロスをレンズにかぶせて慎重にしました。

 

レンズを磨く

タムロンレンズ分解

レンズを磨く

これ、一番外側のレンズ。被写体側です。

タムロンレンズ分解

手がシワシワ。手も磨けたらいいのに。

アルカリ電解水とアルコールで磨きました。

タムロンレンズ分解

タムロンレンズ分解

大分綺麗になりましたが、レンズの内部に取れないシミが。汚れなのかカビなのか、レンズの接地面のズレなのかが残ってしまいました。ネットで見るとさらに分解できるようです。オーブン使ったり?溶剤使ったり?大変そうなので、私の冒険はここまででいいです。

 

タムロンレンズ分解

一番外側のレンズを外したレンズ本体の状態。ここは綺麗なので、エアーダスターでホコリを飛ばすだけです。

タムロンレンズ分解

黄色いクロスにあるのは、カバーリング。青いクロスにあるのが、レンズです。

タムロンレンズ分解

レンズをもどす

磨いたレンズを戻します。

タムロンレンズ分解

この画像で、落とせなかったシミみたいなのが写っていますね。5時から10時の間。

タムロンレンズ分解

レンズカバーリングも戻し、被写体側完了。

 

内側の分解

カメラ本体側いきます

タムロンレンズ分解

まずは汚れた状態をチェック

タムロンレンズ分解

タムロンレンズ分解

ここはスゴイ。カビカビです。

分解もちょっとだけ難しい

2枚のレンズを取り出す

レンズだけ取ろうとネジを外しましたが、外側の部品も外さないと取れません。

タムロンレンズ分解

ネジとレンズを外す順番を画像で説明

タムロンレンズ分解

1.1番の3本(赤丸)

2.2番の3本(青丸)

3.1枚目のレンズを横から取り出す

4.3番の3本(黃丸)

5.2枚目のレンズを横から取り出す

 

2番のネジを外して持ち上げたところ

タムロンレンズ分解

勢い良く取ってはいけません。よく見るとリボンコードと基盤が繋がっているのが分かるかと思います。矢印のところ。銅色のリボン。リボンが短いので気をつけて、少しだけゆっくり持ち上げましょう。こうなっていると知らない私は、普通にセパレートになると思い持ち上げてビックリしました。リボンコードで重たいレンズ本体を持ち上げてしまいました。ぶらぶらと。断線していなかったから良かったものの。冷や汗かきました。

タムロンレンズ分解

これくらい少し持ち上げて、横の隙間から1枚目のレンズを取り出します。取り出したレンズはクロスにおいてます。レンズのしたの金色のリングワッシャー?が見えます。

タムロンレンズ分解

ワッシャーらしき物は、3枚ありました。

その下の2枚目のレンズ、汚れている。3番の3本のネジを外すと取り外せます。頑張って取り出します。

タムロンレンズ分解

2番めのレンズを取り出すとその下のレンズも汚れてる〜。

タムロンレンズ分解

ここから先は外すと戻し方分からないし。外し方も分からないけど。ということで外すのは諦め、綿棒で拭くことに。

レンズを磨く

タムロンレンズ分解

何回か綿棒にアルカリ電解水染み込ませてで拭いた後、メガネ拭きクロスで仕上げ拭き。

タムロンレンズ分解

ここは結構綺麗になりました。

先に取り出した2枚のレンズを磨きます。

タムロンレンズ分解

これは2枚目のレンズ。カビはとれたが、漫画で描く星みたいなのが取れない。レンズ外側でなく内部のようだ。

 

レンズをもどす

タムロンレンズ分解

2枚目のレンズのネジを締めます。

 

タムロンレンズ分解

1枚目。これもネジを締めます。

 

完成!

一応出来るだけの汚れとりして完成!私基準ですが。

タムロンレンズ分解

やっぱりレンズの内部にある星が目立ちます。この段階では、画像もあまり変わってないだろうなって、期待しないでそのまま放置していました。

ところがですね。先日行ってきた国際洋蘭博覧会で、去年と同じ場所、似たような天気で撮った画像が、全然違いました。

画像の違いは次の記事で。



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私もこのキャンペーンの時に申し込みしました。

“タムロン望遠レンズのカビ取りを自分でやってみた” への3件の返信

  1. 中尾明和さま

    記事を読んで頂いてありがとうございます。
    お役に立てて嬉しいです。

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